ちょっと前になりますが、5月16日土曜日に所属しているスタディーグループ(FCDC)のオンライン勉強会が開催され、参加しました。

こんにちは、院長の城です。

お題が「前歯部インプラントにおける抜歯即時埋入の考察」でしたかね。

会員の先生がオンラインで症例報告され、他のメンバーや講師の先生が意見交換を行うといった形式でした。

インプラントは今や欠損補綴の重要な一つの治療法となっています。

もちろん当院でもいち早く取り入れていますが、その術式、考え方はまさに日進月歩で普段からの情報収集と研鑽が欠かせません。

さて、抜歯を行った場合、その後の修復方法として、大まかにいうと、1)インプラント、2)ブリッジ、3)義歯という3つの方法があります。

抜歯を行った後にインプラントを埋入していく場合、インプラントが骨結合した後に、歯冠修復(クラウンやブリッジ)やオーバーデンチャ−(インプラントの上に義歯を作成)作成といった流れになります。

抜歯してインプラントを埋入するタイミングとしては、

1)抜歯と同時

2)抜歯、4から8週後(抜歯した部位の軟組織が治癒した状態)

3)抜歯、12から16週後(抜歯した部位の骨がほぼ治癒した状態)

4)抜歯後6か月以上たった後(抜歯した部位の骨、軟組織が完全に治癒した状態)があります。

4)を選択すると骨量が減少してしまい、インプラントを埋入していくにはかえって複雑な処置が必要となってしまうこともあります。

当院では、患者さんにあった適切な埋入時期、適切なインプラントの種類を選択できますので、ご相談下さい。

もみじ歯科医院